【マラウイ通信3号】~マラウイで何してるの?

 

既にご存じの方も多いかと思いますが、現在当会スタッフの一人がアフリカのマラウイ共和国にて、青年海外協力隊の一員として地域の生活改善に取り組んでいます。

 

●マラウイ共和国についてはこちら

・外務省-マラウイ共和国

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/malawi/

・駐日マラウイ共和国大使館公式ホームページ

http://www.malawiembassy.org/jp/

 

本日は久しぶりに活動報告が届きましたのでご紹介いたします。以下マラウイ通信です。

 

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皆さん、大変ご無沙汰しています。現在、マラウイで活動しているそっと応援する会の上柳です。

この度、赴任4か月を経て、ようやくマラウイでの活動内容が固まってきましたのでご報告したいと思います。また、恐縮ながら、次号にて皆さまへのお願いがございます。引き続きご覧いただけますと幸いです。

 

私の派遣されている国マラウイはGDPが世界169位(2013年度)と世界最貧国の1つとされています。また、国内の貧困度は都会に比べ、地方が高く、私の任地もその地方都市の1つです。

こちらではインフラ等のハード面を始め、医療体制などのソフト面においても不足している状態です。さらに今年は主食であるメイズが降水量不足により収穫難となり、先日政府が他国からメイズを輸入し緊急支援を行うと発表しました。

 

このような慢性的な貧困が国中に存在する中、私の活動は住民グループの収入向上による生活改善を試みるものです。

具体的には、こちらでは同じ地域に住む住民が集まって少しずつ貯蓄を行い、そのお金で新しいビジネスを行っています。ただ、ビジネスと言ってもローカルビジネスなので、農産物の販売などの小規模のものがほとんどです。

 

そのような状況でも、収入向上により住民の生活に多くの変化が生まれています。例えば、子どもを学校に行かせられるようになったこと、女性が家庭内で決定権を持てるようになったこと、家族が病気になりにくくなったこと等です。

これらは全てベーシックニーズと言われ、国連でも定められた人間が生きて行くための必要最低条件です。

 

このように、収入向上がこちらの住民にとってどれだけ大切なことかお分かりいただけるかと思います。

私の活動では住民の収入が少しでも上がるように、各グループにあった支援策を実施する予定です。 まだ始まったばかりで手探りな部分が多い活動ですが、地元の人の目線に立って地域に沿った活動を行いたいと思っています。それではまたご報告いたします。

 

(写真はクリックすると拡大してご覧になれます / Click to enlarge the photo

村の女性グループと。とあるNGOが教えた栄養改善の知識を用いて、自分たちでも商品開発を始めています。今後、村の市場での販売回数を増やして、収入向上と栄養改善のダブルボトムアップを目指します。

 

村の学校の様子。教室も先生も教材も鉛筆も足りていませんが、子どもたちの目は輝いています。



私の住まいの近所の子どもたちです。家庭環境によっては、両親が教育費を支払えず、子ども全員を学校に行かせられない家庭も多いです。

彼らのうちの数人も学校に行かず、いつも家の周りで遊んでいます。