【マラウイ通信1号】

 

アフリカ マラウイより

 

皆さん、こんにちは。既にご存じの方も多いかと思いますが、現在当会スタッフの一人がアフリカのマラウイ共和国にて青年海外協力隊の一員として地域の生活改善に取り組んでいます。今日は任地での活動とその想いをお伝えしたいと思います。

 

まず、マラウイの面積は九州と北海道を合わせたくらいで、人口は約1500万人です。GDPが42億と世界148位です。私もこの情報だけでマラウイは貧しい国だと想像してきました。それは正解であり不正解でした。なぜなら、ここには主食(トウモロコシの粉)はあります。ただし、その他の野菜や魚の種類はとても少ないです。よって栄養が偏ってしまいます。簡単に言うと、量には困らないが、質は高くないといった状況です。この状況を貧しいと捉えるか、自給自足の生活で豊かに過ごしていると捉えるかは個人の判断だと思います。また、人口の8割が農家ですが、内陸国であるため灌漑施設に乏しく、農作は雨水への依存度が高いです。このような状態のため、天災が起きると簡単に食糧危機に陥ります。

 

私は政府機関コミュニティ開発局の地方部署に配属され、多角的アプローチによりその地域の生活改善・収入向上を行います。例えば、識字教育プログラムでは、農家に読み・書きを教える授業に「マーケティング」の要素が盛り込まれています。テキスト第1章は「ビジネス」という字を読み・書きするレッスンです。そして10か月の授業終了後には自身で小規模ビジネスを行えることを目指します。その他にも、コミュニティ開発局では様々な分野に取り組んでいるので、私がどの活動に重点を置くかは未定ですが、彼らにとって少しでも良い生活を目指して共に活動していきたいと思います。

 

よく質問を受けるマラウイのご飯ですが、なんと!「お米」がありました!主食はシマというトウモロコシの粉を磨り潰したものですが、お米があるので生き残れそうです。おかずは少ない食材で工夫しまくります!(願望) 私がコミュニティ開発に関わるきっかけとなった東北での活動を無駄にしないために、じっくり腰を据えて、まずは住民の目線に立って活動したいと思います。またご報告します!

 

Nikukondowa kuli ku Malawi chomene ndipo niyezgensenge kugwira ntchito na banthu ku Rumphi.

(I am so happy to be in Malawi, so I will try my best to work with people in Rumphi.)

(マラウイに来られて良かったです。ルンピ(任地)の人々と一緒に最善を尽くします。)

 

 

病院の前で。2015年1月に撮影。